2018年10月10日

つぶやき その120

≪ 今年はどんな冬になるのでしょう?  ≫

10月も中旬になると、さすがにどこの田んぼも稲の収穫が終わり、刈り取られて寂しくなった田んぼばかりと思いきや、まだ気持ちの大らかな農家さんもいるようで、ポツン、ポツンと稲刈りの終わっていない田んぼもあるようですョ。
昔はみんな手作業でしたので、全ての作業が終わる頃には初雪が降る時もあったと聞いたことがあります。
一息つく暇もなく、すぐ冬支度です。

その時代を考えると、今は雪が降る前に旅行に行ったり趣味に没頭できたり、好きな事ができる時代になりました。
「きつい、汚い、きりがない」と言われた3Kの農業は、ひと昔、ふた昔の話になってしまいました。
いい時代になったということでしょうね。

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181010_01.jpgさて、今週は大変な農業の話をしようとしている訳ではないんですが、どこの家も稲刈りシーズンは忙しいという事が分かっている中で、なかなか取材に行く事ができませんでした。
そこで、雲蝶が関わっていた彫り物と言う分野がどのような動きをしながら幕末の歴史を作ってきたのか、雲蝶は一体どのあたりに位置していたのか知りたくなりました。
彫り物師の系図を参考にしながら雲蝶の「居場所」を見つけてみようと、私なりの雲蝶の「線」を作って見たんです。


もちろん、世の中で彫り師は雲蝶だけではない事は当然ですが、何百、何千いたかもしれない彫り師との関りを探すと、腕のいい彫り師は数多くいたんです。
ええ〜!?雲蝶の位置はこんな端っこ????(笑) 

また来週

すい子
posted by 南魚沼雲蝶会 at 15:06 | Comment(0) | 会長のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年10月03日

つぶやき その119

≪ 新潟日報に掲載していただきました ≫

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【 石川雲蝶と魚沼の人々 】のブックレットが新潟日報の文化欄に掲載されました。
改めて読み返してみて、越後人の真面目で謙虚な人間性がよく出ているなと、自分で書きながら、感心してしまいました。
こういう先祖がいたからこそ雲蝶は長い期間、この魚沼に留まっていたのだろうと考えます。
戊辰戦争が勃発しなければ、もしかしたらずっと魚沼に滞在していたのかも、人生の幕を魚沼で下ろしたかもしれない・・・と言うのは私の勝手な妄想です。

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ずっと書きたいと思っていた内容が、こうして形になった事がとても嬉しい。
代表作と同じようにとはいかなくても、民家で守られている雲蝶の置き土産が、少しでも皆さんに知って頂ければ、これ以上の満足感はありません。

ではまた来週

すい子
posted by 南魚沼雲蝶会 at 09:10 | Comment(0) | 会長のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年09月26日

つぶやき その118

≪ 雲蝶の謎は終りがない! ≫

こうして毎日シトシトと雨が続くと、去年の今頃を思い出してしまいます。
聞けば去年は、雨が降り続いたせいで田んぼの中の水が引かず、とうとう稲刈りを断念したという農家さんがいたようです。
せっかく春に植えた苗が収穫を目前にして倒れ、そのまま刈る事も出来なかったんです。そんな思いを今年もしなければならないのかと、この雨が長引くと心配になってしまいます。
せめて今週だけでも、いい天気が続いて農家さんの稲刈りが無事に終了することを願っています。

さて、秋が深まっていこうとする中、ミステリアスな雲蝶の謎も深まりつつ(笑)あります。
以前から頭の隅に気に掛けていたささやかな謎。雲蝶が作品の中に自己PRを残している事はよく知られている所ですが、探し始めると出てくる彼の刻銘は、全く統一性がなく、いくつもの種類をバージョンによって使い分けている感があるのです。

雲蝶の事ですから、その時の気分によって変えていたのでしょうか?
でも、たくさんある刻銘を見ていると、1つだけどうしても「なぜ?」と、思ってしまう刻銘があります。どんなにたくさんの刻銘を使い分けても、書体はほぼ同じなんですが、この1つの作品だけは例外です。

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雲蝶が越後入りして間もなくの頃の作品でしょうか。江戸で幕府御用勤めをしていた時期の正式職名『石川安兵衛源雲蝶』の銘があります。
この刻銘を入れている作品は3点ありますが、栃尾、三条方面にあるのでやはり初期の頃のものです。
この1点だけ書体が全く違い、完全な楷書です。子どもでさえもこの書体なら読めてしまう(笑)
他はミミズが這ったかのような(お叱りの言葉が聴こえそうです)書体です。
180926_02.jpg160601_02.jpg160817_02.jpg以前、誰かが言っていたことがありました。「何にでも銘には偽物がよくある」そうで、専門的に知識のない私が何も言えないので、こういう事はこの道の専門家にお任せした方がいいのかもしれませんね!
ただ、私の中の1つの謎であって、いつかこの事についても謎を解きたいと思っています。


ではまた来週

すい子

 
posted by 南魚沼雲蝶会 at 14:43 | Comment(0) | 会長のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする