2019年06月12日

つぶやき その143

≪ 後悔先に立たず、後回しにしなければよかった・・・・・ ≫

雨もこの程度で収まってくれればいいんですけど。
今日の空は少し異常です。低い黒い雲が天井を覆ったかと思う間もなくスゴイ音をたてて雨が降り始めました。
その後は、青い空と白い雲、陽射しも厳しい! 暑くなりました。いったいどうなってるの!!!

こんな調子で16日の雲蝶ツアーに出掛ける事になるのかしら? せめて参加された皆さんが雨に当たらないような天気にしてください!お願いします!(誰に)

さて、県内には雲蝶の作品が一千点あまりあると言われているのは、皆さまよくご存じの事と思います。
決して数えた訳ではないのですが、巷ではそのように言われています。一番多い作品をお持ちの寺院さんで、108点です。
大小に関わらず1点を1つと考えると、4枚の襖なら4点です。県内に雲蝶の作品をお持ちの寺院さんはたくさんありますので、寺院だけでもすごい数になります。
その上、一般公開されていない交流のあった家に残されている作品も相当な数に上ります。更にまだひっそりと、まるで門外不出のように口外しないでそっと守り通している家もある為、把握できません。

ほぼ(?)それらを鑑賞させていただいているのですが、「雲蝶ストーカー」と自称しているワタシ、唯一見忘れていた作品が1ヵ所だけあります。

『何だ!観てないのか!』

はい・・・・。  面目ないです。あせあせ(飛び散る汗)

今度行こう、今度行かなくちゃと思いながら、今になってしまいました。
早速、先日いつものようにおにぎり持って(遠い場所なので)、カメラは忘れずに!
石峠を越えて栃尾経由で行く事にしました。先ずは道の駅で一休みして、では目的地に向かおうとしたところで、ふと、見学の際は「要連絡」という文字を思い出しましたので、そこで徐に記載されている電話番号に電話を掛けてみたのです。

すると加茂市の商工観光課に繋がりました。私の目的地は加茂市上土倉にある「十二神社」です。

要件をお話すると担当の方が申し訳なさそうに、雲蝶がブレイクする前は扉を開けて誰でも観られたのだが、今は観る事ができませんと、おっしゃいます。ああ・・・何てこと??

なぜ観る事ができなくなったのか、その訳を教えてくれました。

雲蝶の作品があるとわかると、多くの観光客がブームに乗ってやってきたのだそうです。
何しろ脇障子もあるほどの神社ですし、その脇障子には雲蝶の刻銘が刻まれている中国を題材にした構図の彫刻ですから見ごたえがあります。

だんだんと人が来るようになると、悪戯が増えてきて心無い観光客の節度の無いマナー違反が、ついに施錠する方向に進んだのだと言います。
世界でも日本という国は最もマナーやルールを守る国民性だといわれてきました。全国民がそうだという訳ではないないのでしょうが、いつ頃からこのような事を言われるようになってきたのでしょう。

「せっかく来ていただいたのに申し訳ありませんね。そういう訳でどうかご理解下さい」と言われました。
「申し訳ありません」と言わなければいけないのは、拝観させていただく私たちですのに、丁寧な説明で収めていただきました。

観れなかった事にガッカリしたのではなく、自分で来ることを後回しにしておいてこういう結果になった事に後悔したんです。
唯一私が観る事ができなかった加茂の十二神社、いつか観せていただくことはできるのだろうか。
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でもガッカリして帰って来ることだけは勿体ないので、寄り道してきました。
下田の五十嵐神社に参拝して、雲蝶の作品にも会ってきました。
かつては杉の大木に囲まれた神社でしたが、台風の為に拝殿が破壊され、雲蝶の作品は蟇股のパーツが3体残っただけだといいます。


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それも以前は一点一点見る事ができたのですが、今は額に収められガラスの蓋がはめられて拝殿の上の方に飾られてしまいました。
これもやはり観光客に悪戯をされないように・・・という事なのでしょうか。
写真だけは撮っていいというお話でしたが、これでは何も見えない、腕も悪いし・・・・

どちらも考えさせられた一日でした。
ではまた来週

すい子
posted by 南魚沼雲蝶会 at 21:55 | Comment(0) | 会長のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2019年06月06日

つぶやき その142

≪ ワンランク上の石川雲蝶ツアー 第2回 6/16運行決定しました! ≫

魚沼の周辺は若草色の一面の絨毯が広がり、これを目にすると田植えもほぼ終わったという実感が湧きます。農家さんもホッと一息という所でしょうか。
ただ、もう既に水不足が心配されています。年明けから異常気象が続いていますので、普通の常識が常識ではなくなってしまって、「この後何が襲ってくるの??」と不安になってしまいます。

そんな真夏の盛りのような5月19日、1回目の雲蝶ツアーが催行されました。
従来の魚沼に残る大作を鑑賞する雲蝶ツアーとは別に、栃尾のストーリー性のある大作を皆さんに鑑賞して頂きたいと私が企画したものです。

ここにある作品はストーリーになっています。
そして何一つとっても静止している物はなく、全て躍動感に溢れているにも関わらずどこまでも繊細でしなやかで、それでいて3Dの立体感が深彫りされ豪快さも持ち合わせている雲蝶らしい大作です。

ツアーに参加された皆さんは福島から神奈川からと、私以上に雲蝶ファンが遠くから来てくださいました。もちろん、魚沼以外の作品を観たいという地元の雲蝶ファンも参加していただき、感動のうちに終了することができました。

その時の様子を写真でご覧ください。

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そして2回目の6月16日のツアーも催行することに決まりました!(^^♪
参加申し込みをしてくださった中には、仕事を休んだり予定を変更したりして申し込んでくれた方もいるかもしれません。
催行人数に達しないで中止になった場合の事を考えると、それだけは避けたいと思うのですが、何しろ雲蝶だけに特化したマニアックな(笑)ツアーなので、旅行会社さんにお任せするしか術がありません。

6月16日のお席はまだ空席ございますので、ご参加希望の方のお申込みをお待ちしています。

お申込先 昭和観光旅行センター 025-778-2410

それではまた来週

すい子
posted by 南魚沼雲蝶会 at 00:00 | Comment(0) | 会長のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2019年05月29日

つぶやき その141

≪ 確認しました!群馬県にあった雲蝶の作品!! ≫

昨年の夏からグッと群馬県が身近になりました。それは私にとっては「棚からぼたもち」
まさに神様がご褒美にくれたんではないかと思えるほど、はっきりとした雲蝶の名前入りの作品だったからです。

群馬に行ったのは雲蝶の作品を見つけるために行った訳ではなく、雲蝶が習得したという石川流の原点を見出そうと思ったからです。あの雲蝶の特徴ある彫り方、毎日のように観ていれば、どこかが他の彫り師と違うという事は、口では表現できませんが何となく感じ取れるものです。

彫り物について深い知識や表現力を持っていれば、もっとうまく伝えられるんですが、こんな時知識の低さを痛感するんですね。

昨年の12月、それらしいと思われる作品に目星をつけていた所に行ったんです。その時の事はこのブログにもUPしました。
ただ、確信ができなかったので、雲蝶の特徴がはっきりわかる作品であり、おそらくそうだと思う・・・・程度に止めておきました。

そのうちにクリスマス、大晦日、お正月と行事もめじろ押し、いつしか雪の中にドップリと浸ってしまうと雪国の冬は1日がとても暗く長い。
気が付けば春の足音が聴こえ始め、新しい元号になる為の日本にとっては一大事の行事が待っていました。

あぁ・・・・・ 早く群馬に行きたい!

やっと準備が整って5月14日、再確認に行く事ができました。
その時に見つける事ができた雲蝶の刻銘。
【 江戸 彫工 石川安兵衛源雲蝶 】
落款もありました。
やはり、越後では見慣れた筆跡です。号泣とまでは行きませんが(笑)、不覚にも自然と涙が溢れ止まりませんでした。
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そして花輪の文字も確認できました。一緒に仕事をしたと言われる「名工三八」の一人、花輪の彫り師石原常八だと思われます。
雲蝶からみれば28歳も年上、更に名工三八の一人という腕の良さ。この人物と共に仕事をしたという事は、いい手本が目の前にあったという事で、雲蝶にとってはいい修行の期間だったのではないかと思います。

雲蝶は江戸住まいをしていた頃、越後入りする以前に上州と交流があったのだという事が明らかになりました。

県外で見つかったというだけでは、直ぐに公開はできません。
できるだけ経緯を詳細にした上で、点と点が繋がって線になった時雲蝶の一つの足跡として報告をしたいと考えています。

そして1ヵ所とは限りません。きっとまだ他にもあるはずだと、また私の大好きな謎解きが顔を出しそうです。

ではまた来週

すい子
posted by 南魚沼雲蝶会 at 08:00 | Comment(0) | 会長のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする